学校給食がテーマです。
宮崎市のある家庭で中学生の娘さんがこんなことをつぶやいたそうです。
「最近、給食であんまりデザートがでなくなったんだよね」

宮崎市教育委員会に尋ねたところ、学校ごとに対応が異なるとのことですが、「物価高の影響で、食材の選択肢の幅は狭まっている」ということです。
今年は記録的な値上げラッシュの年となりましたが、宮崎市の小学校の1食あたりの給食費が一人分で258円。
この限られた予算の中、どのように給食を提供しているのか、MRTが取材したところ、ギリギリの努力をしている現場の姿が見えてきました。
食用油はこの2年で約2倍の価格に


「いただきます」
おいしそうに給食を食べる子どもたち。
(児童)
「給食の時間は大好きです」
「毎日、毎日、感謝しながら、残食を出さずに食べています」


しかし、学校給食にもいま、物価高の波が押し寄せている。
宮崎市教育委員会によると、食用油については、この2年でおよそ2倍の価格に跳ね上がったという。
(清武小学校 井上由理奈 栄養教諭)
「大体150円くらいをおかずとして使うようになっています。どんどん食材が上がっているので、正直、厳しい状況ではあります」

食材費が限られる中、担当者は知恵を絞り、物価高と戦っている。