「空き家問題」対策に貸し出し呼びかける自治体も
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 そんな中、大阪市内では見学会が開かれていました。駐車場を貸し出している人の家を見て回るツアーです。自宅に使っていない駐車場がある人などが参加しました。どれくらいの利用があるか、トラブルはないのかなど、オーナーに疑問をぶつけます。

 (参加者)「平日って利用少ないんですか?」
 (オーナー)「ないね、ほとんどない。金・土・日、それと公共の休みとか。その時にたまに止めに来る」
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 このツアーを企画したのはakippaと大阪市の生野区役所。背景にあるのは『空き家問題』です。生野区は区内で6000弱の空き家があり、放置が続くと治安の悪化などに繋がりかねません。

 そこで、せめて駐車場部分だけでも活用して人の気配を感じさせるようにしてもらえないかと、貸し出しを呼びかけています。
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 (生野区役所・地域まちづくり課 木村均課長)「防犯の観点ですね。(空き家を放置すると)やっぱり危険がリスクが高まっていきますので、防犯力の強化で空き家の対策というのが非常に重要になってくるかと思います」

 見学ツアーには生野区民だけでなく関西各地から12人が参加。反応は…?

 (住吉区からの参加者)「1台使っていないスペースがあったので。家族や妻にも相談して決めていきたいなと思っています」
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 (駐車場シェアサービスakippa 森村優香さん)「駐車場を貸し出していただければ、出入りがあるので、防犯上もかなりいいのかなと思っています。サービスを知っていただいて、気軽に駐車場を貸し出せるんだよということを知っていただけるように開催しました」

 駐車場を利用する側は駐車場の拠点が多いと使いやすく、貸す側は防犯対策やちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。運営する会社も含め三方良しとなるのでしょうか。