昔のカラオケはレーザーディスク…1曲100円だし曲数も少なく
南波キャスター:
皆さんで楽しめるカラオケですが、昭和から平成、そして令和へのカラオケの人気の変遷を見ていきたいと思います。

カラオケボックスは、1985年に初めて岡山県でできました。それ以前はスナックで人気だったということです。
カラオケ評論家の唯乃奈津実さんに聞くと、昭和のカラオケは酒の席で歌う余興であり、レコードくらいの大きさのレーザーディスクを入れ替えるということで、曲数が少ない。なかなか最新の曲は歌えなかった。そして1曲100円、お金がかかるシステム。中高年の皆さんには人気だったそうです。
<昭和生まれ楽曲TOP5>
1位 石川さゆり「天城越え」
2位 石原裕次郎「北の旅人」
3位 吉幾三「酒よ」
4位 五木ひろし・木の実ナナ「居酒屋」
5位 浜啓介・桂銀淑「北空港」
スナックで人気だったという時代を表しているように、4位と5位のようなデュエット曲も人気だったということです。

1992年に通信カラオケが初めてできました。サーバーを置いて、そこから配信していくという形ですから、曲数も増えましたし、最新のヒット曲がすぐに歌えるようになりました。これで人気が広い世代に高まっていったということです。
90年代前半にはカラオケでしゃぶしゃぶ食べ放題や、ヨットの上でカラオケをするなど、いろんな形でカラオケが人気になっていきました。
さらに令和は進化して、ついに場所を選ばなくなりました。

「カラオケ@DAM forスマホ」というアプリがあります。スマホで録音や撮影も可能で、さらには精密採点もあります。カラオケ評論家の唯野さんによると、「SNSでバズった曲など16万曲も入っていて、カラオケボックスに限らず好きな場所で歌えるのが魅力」というのです。
先ほどダウンロードしてみたんですが、ビブラートもしっかり感知してくれました。
日比麻音子キャスター:
カラオケ大好きで1人で行くこともあるんですけど、コロナ禍でカラオケに行けない時期があったので、スマホのアプリを使って、お風呂で1人カラオケをしたらすごく楽しくて。私は昭和歌謡曲を歌うことが多いですね。中森明菜さんや松田聖子さん。
南波キャスター:
今はこんな曲が人気です。
<2023年間カラオケランキング(総合)>
1位 Vaundy「怪獣の花唄」
2位 優里「ドライフラワー」
3位 YOASOBI「アイドル」
4位 あいみょん「マリーゴールド」
5位 Saucy Dog「シンデレラボーイ」
調査期間:2023年1月1日~11月11日
(株)第一興商 通信カラオケDAM調べ
やっぱり最近出た曲が、2023年の年間カラオケランキングでは人気になっています。
ホランキャスター:
カラオケボックスに行かなきゃカラオケできない、というものでもなくなってきてますね。
厚切りジェイソンさん:
Nintendo Switchでもカラオケできるソフトがあって、テレビで映しながら家族と歌うこともありますよ。楽しんでます。