岡山市が進める、路面電車の乗り入れ事業に伴うJR岡山駅前広場の工事で、きょう(4日)から新たなタクシーゾーンの運用が始まりました。便利になるという声の一方で、けさは混乱も見られました。

(松村みなみ記者)「JR岡山駅東口広場です。以前は南側にあったタクシーゾーンがあちら北側に移設しきょうオープンしました」

以前は一般車の乗降場だった場所。けさ5時にタクシーゾーンとして運用が始まりました。


これまではタクシーゾーンの入り口に、地下駐車場を利用する一般車も入れるようになっていましたが、今回2つのゾーンを入れ替えることでタクシーと一般車の出入りを完全に分離。

タクシーが直接市役所筋に出られるのもメリットだといいます。

(タクシー運転手)「(ゾーンが)タクシー専用だから良い感じがする」

(タクシー利用者)「以前グランヴィアの方にあったときは出るときに結構横断歩道だったり歩行者が多い所もあったのでこっちの方がスムーズそうだな」

便利になるという声の一方で…

(タクシー運転手)「お客さん全然来ないんですよ、知らないからまだ。前の場所だと思っているからあっち行っているわけ」

以前のタクシー乗り場に看板がそのまま残され、間違えて訪れる利用者が…。

また、来るはずのないタクシーを待つ人もいました。

(タクシー利用者)「こっちやと思うてたけど『向こうや』と言われたから向こうに行きよる」

(タクシー利用者)「ニュースで聞いた覚えが‥忘れてました。」

(記者)「結構な荷物で大変そうですね」「そうですね」

(記者)「間に合いそうですか」「間に合いそうです」

駅を出てすぐのところには正しい乗り場を示す案内看板、

そして午前8時30分頃には新たにタクシーゾーン移設を示す看板も設置されましたが…

「300メートルはない気がする。だいぶん遠いよね300メートルって」

「後から消しますか」

(岡山市都市整備局道路部 菊地良典さん)「我々も今まで周知をしてきたつもりですけど、まだまだ足りない面もあると思います。皆さんに周知をしていきたい」

あさって6日からは一般車ゾーンの仮運用が始まり、それまでには以前の「タクシーのりば」の看板は撤去されるということです。

また再来年2月の本運用までは、一般車は降車時のみの利用となります。