クレヨン画家、加藤休ミさんの作品「カニクリームコロッケ」です。

カニクリームコロッケ

かりっと揚がったカニクリームコロッケや、付け合わせのペンネやサラダは、箸をつけたときの音や感触が想像できるほどリアルです。

画材は、クレヨンとクレパス。
いったいどうやってこんな緻密な作品に仕上げるのでしょうか。

筆者(RSK山陽放送 小林章子)が初めて加藤休ミさんの作品に出会ったのは、息子に読み聞かせた絵本でした。

絵本の中のキンメダイの煮つけがあまりにリアルで驚きました。
よく味がしみ込んでいそうな身は、箸を入れるとほろっと骨からはがれそう。
ゼラチンの質感もたまりません。
その晩は、迷わず魚料理を作りました。

そして、加藤休ミさんのファンになったのでした。

リアルに描かれたキンメダイ

加藤休ミさんは、北海道釧路市の出身。
2010年からプロの画家、絵本作家として活動しています。
食べ物、特に魚の作品が好評です。
これまでに13冊の絵本の執筆と挿絵を手掛け、9冊の絵本に挿絵を描いています。

その加藤さんが岡山で初の個展を開くと知り、駆け付けました。
幸運なことにご本人が在廊中。

いまは倉敷で制作中 加藤休ミさん

なんと、いま岡山県倉敷市に住んでいるというのです。
7年前、少し滞在するつもりで訪れた倉敷の居心地がよく、そのまま倉敷で制作を続けているといいます。
見事なカニクリームコロッケは、倉敷の行きつけの店の人気メニューだとか。