県畜産酪農技術センター 金子岳大研究員:
昔、アイオワ州から豚をいただいたが、その豚を祖先に持つのが今いる富士桜ポークの豚たち。

Q.きっかけは?
県畜産酪農技術センター 金子岳大研究員:
昭和34年に伊勢湾台風が山梨を襲いまして、その見舞いとしてアイオワ州から豚と飼料をいただいた。

1959年、各地に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風。



県内の農畜産業は深刻な打撃をうけ、台風災害見舞物資としてアイオワ州から生きた豚35頭が山梨に贈られました。姉妹州県のきっかけとなった出来事です。
県畜産酪農技術センター 金子岳大研究員:
アイオワ州から来た豚は大型で発育や産肉成績に優れているという特徴を持っていた。畜産酪農技術センターではこれらの豚たちを繁殖して県内農家に配布することで、台風の被害を乗り越えて、県内の近代養豚の発展に貢献してきた。