関空へ視察に行くと…さっそく運航遅れが

 定着してしまった“安かろう、悪かろう”のイメージ。こうした現状を打破しようと立ち上がったのが「On Time Project」。その陣頭指揮を任されたプロジェクトリーダーが大原広一郎さんです。
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 今年7月、大原さんがやってきたのは関空のT2ターミナル。運航ボードに目をやると、運航に半時間の遅れが出ていました。

 (大原広一郎さん)「宮崎行きはさっそく30分遅れてしまっている」
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 (大原広一郎さん)「(Qなぜ遅れた?)ちょっとずついろんな遅れが重なって、どんどん午後や夕方に大きな遅れになってしまう。何かひとつ大きなことがというよりは積み重ねなんです」
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 どういうことか。例えば運航スケジュール。一般的には目的地を往復するケースが多いのですが、ピーチの場合、関空を出た飛行機は福岡、そして那覇に行ってから関空に戻るなど飛行機はフル稼働。

 効率を上げるために駐機時間も短く設定しているため、小さな遅れが積み重なり大きな遅れにつながっているといいます。

 (大原広一郎さん)「削れる部分は極限まで削ったうえでコストを低くして運賃を下げるというビジネスモデルですから。(昔より)便数が増えたのが大きいかなと思います」