誰にも相談しなかった…21件 “通報禁止”から緩和されるも

日比キャスター:
さらに調査報告書によると、触られるなど「信者から性暴力を受けた」と答えた人が37人いる(当時未成年が35人)ということがわかりました。ほとんどが未成年だったということなんです。
また、通報・相談に関しては…
〈通報、または相談したか〉
・誰にも相談しなかった…21件
・親に相談した…9件
・長老以外の組織内の人に相談した…7件
※調査報告書より
ただ、「取り合ってもらえず、何も変わらなかった」と答えた人もいました。警察への通報はなかったということなんですね。

この通報がゼロだったということに関してはこのようなルールがあったということです。
これまでは通報禁止だったということなんです。その後、通報に関してのルールは緩和されたものの、▼長老が通報すべきかは支部事務所の判断となるということなんです。
さらにはもう一つ、証人のルールがあり、「2人以上の証人」がいなければ取り扱われないということがあったということなんです。なので、2人以上の証人が必要というルールの中で、相談を諦めるというケースもあったそうなんです。
今回の問題について…

エホバの証人側
「性に関する経験を話すように強制することはありません。児童に対する性的虐待は極めて邪悪な行為であり、そうした行為を憎悪しています」