“親の信仰”を子どもに当てはめていくと…
ホラン千秋キャスター:
こういった誰かに思いを寄せる、そしてその体験に関してどのような思いを抱いているかなど、とても個人的、パーソナルなもの。
それを話したくもない相手にこじ開けられて、話さざるを得なかったという状況は、とてもトラウマ的なことだと思うんですが、それを10代のうちに経験するというのは、その後もずっとやはりショックとして残るだろうというふうに推測できますよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
本人としては、なぜこれを「今、私がやらなきゃいけないんだろう」という疑問もあると思います。やはりその経験自体が長くトラウマになって残っていく可能性はあるのではないかというふうにすごく感じますね。
僕は自分の子どもと向き合っていく中でも、やはり最大限に自分の子どもの可能性を伸ばしてあげたいと思うし、自分の経験や頭の中だけで考える以外のことを、子どもは可能性を持ってると思うので、それを最大限活かしてあげたいと思うんです。
この宗教2世の問題を考えたときに、やはり親が信仰していくのはある意味、自由があると思うんですけれども、それを無理やり子どもに当てはめていくというのは、やはり子どもにとっても今回のようにつらい経験になってしまうのではないかというふうに感じます。