窓際に立ち、手に刃物を持つ女。

サスマタだろうか・・・教職員が柄の長い棒を持ちあたりを取り囲む。

生徒たちは、教室に避難し身を潜めた。

事件があったのは10日の午後3時半ごろ。山形市城西町の惺山高校の事務室にいた職員が、学校敷地内にいる女を見つけた。

赤い上着に白の帽子。よく見ると、手には刃物が光っていた。

授業は終わっていたが、下校と部活動が始まろうかという時間。まだ校内にいる生徒も多かった。

「刃物を持った女が校内にいる」

職員らは警察に通報するとともに校内放送で生徒らに呼び掛けた。

「教室にいる生徒は直ちに窓を閉めて、教室から出ないように!」