若年妊産婦を支援する民間シェルターとしておととしから活動してきた「おにわ」がことし10月から県の事業として新たな施設で始動し、若年妊婦はもちろん出産前から支援が必要とされる「特定妊婦」にも支援の対象を広げています。女性たちが求める支援のあり方とは。

ママになることを決めた女の子たちを応援

一般社団法人「おにわ」上間陽子代表理事
「自分の未来とか、子どもの未来とか、そういうものを選び取りたい、とそういう欲望を持ってもらいたい。そこをなんとかしないと生きていくのは難しいなと思うんですよね」

これまで若年妊産婦を支えてきた民間シェルター「おにわ」。
『おうちより風通しの良い場所で、ママになることを決めた女の子たちを応援したい』とおととし作られました。

これまで民間団体として若年妊婦を支えてきた「おにわ」は今年10月、新たな施設へ移り、県の事業となりました。

県事業への移行に伴い、若年妊娠だけでなく。予期せぬ妊娠や貧困、DVなど出産前から支援が必要とされる「特定妊婦の支援」に事業を拡充。産前2か月、産後4か月をおにわで過ごすことができます。

おにわはこの2年間で10代の妊産婦11人を支援してきました。