
(リポート)
「この野球教室の最大の特徴は、自分の投げたボールがタブレットに数字として表示されるところ」

野球をプレーする環境にはまだまだ改善の余地があるポーランドですが、最新のトレーニング法の導入が進んできているといいます。


「Rapsodo(ラプソード)」と呼ばれる機械は投げたボールの軌道をカメラとセンサーで分析し、スマートフォンの専用アプリで球速や回転軸などを知ることができます。近年、メジャーリーグや日本のプロ野球でも導入が進んでいます。
(野球教室に参加した児童)
「こんななんだって。僕のボールはこんななんだって思いました」
「球の速さをもうちょっと速くしたり、ちゃんと足をそろえて投げて、縦(回転)で投げたいです」
「これからの練習に繋げていって中学校でもしっかりといいプレーができるようにしていきたいと思いました」
(濱端さん)
「はっきり目に見える形で何キロが出たとか、ホームランを打つためにはあと何キロ打球スピードを上げなきゃいけないのかっていうところを具体的に指導したいなと。数字で自分の力をはっきり知ってほしいというところがあります」
濱端さんは来年もポーランドで選手兼監督としてプレーする予定で、「プロ野球選手になる」という夢を叶えてくれた国で、できるだけ長く現役を続けることで恩返したいと考えています。
(濱端航大さん)
「失敗を恐れて、俺はどうせこれくらいかな、今の実力はこれくらいだからこんなもんでいいかなと、自分にふたをしてほしくないなと。正しい方向で努力をすれば自分の可能性を切り開けるんだよという所を、挑戦を通じて感じてほしいなと思います」


濱端さんのオフシーズンを使った野球教室は、3月中旬まで続く予定です。
プロ野球選手という夢を叶えた濱端さん。これからもふるさとの子どもたちに「目標をもって取り組むことの大切さ」を伝えます。