海外で活躍する岩手県出身のプロ野球選手の話題です。といってもプレーする場所はアメリカのメジャーリーグではなく、ヨーロッパのポーランドです。オフシーズンで帰省し、ふるさとで野球教室を開きながら調整を続ける29歳の選手が子どもたちに伝えたいこととは。


岩手県久慈市で開かれている期間限定の野球教室。沿岸北部の小学生と中学生に野球を教えているのは、洋野町出身の濱端航大さん(29)です。


濱端さんは、ポーランドで活躍する現役のプロ野球選手です。

(濱端航大さん)
「4月から10月まではポーランドにいて、そして日本に帰ってきたときに何かしら自分が海外で学んできたこととか、あとは国内でいろんな場所に行って学んできた
部分を地元の子たちに還元したいなと思ってスクールを開業しました」


小学生で野球と出会い、主に内野手としてプレーしてきた濱端さん。
久慈高校と岩手大学ではキャプテンとしてチームを引っ張りました。
大学卒業後、2017年の4月から釜石中学校で技術の教科を教えていましたが、プロの野球選手という夢を諦めることはできませんでした。