そんなとき耳に入ってきたのが、「ヨーロッパでプロになれる可能性がある」という話でした。
濱端さんは、ポーランドで選手や監督を経験した日本人の知人の紹介でオファーを受け、2022年3月に中学校を退職し、海を渡りました。

中央ヨーロッパの国、ポーランドは野球では後進国で、2023年のWBCでは予選にも参加していません。
1部に6チームが所属するプロリーグでは多くの選手が他に職を持ちながらプレーをしています。
濱端さんは、2022年4月からチェコとの国境に近いポーランド南部のリブニクを拠点とする「シレジア・リブニク」で、選手兼監督のプロとしてプレーしています。


(濱端さん)
「外の世界をあまり知らないところで育ってきたんですけど、やっぱり海外に出て色んな世界があるんだなと視野がかなり広くなりました」


濱端さんは教師をしていた経験から子どもたちに自らの技術や経験を伝えることをライフワークにしています。
帰省にあわせて開く野球教室もその一環です。