タクシー戦国時代!翻訳アプリ活用で『一人勝ちなんです』

 午前10時ごろから徐々に車が増えてきます。そんな中、休憩所に多くやって来るのは、真新しい制服に身を包んだドライバーたち。

 (元会社員)「僕まだ3か月ですね。」
 (元バー店員)「6日目ですね。全然1週間すら経ってないですね」
 (元飲食業)「まだ4か月目で、全然新人なんです」
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 彼らがタクシードライバーになった理由とは?

 (タクシー歴3か月の元会社員)「(前職は)コロナをきっかけにお給料があまり上がりませんので、タクシーの方に来させていただきました。転職だけに天職を見つけたかな」

 ドライバーに転職後に給料が15万円以上アップしたんだそうです。
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 コロナ禍で大阪府内では2割近くのドライバーが減ったものの、今年度に入ってからは650人以上増加。まさにタクシー戦国時代の到来です。
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 この状況にこんな本音を漏らすドライバーも…

 (タクシー歴1年)「ドライバーがいっぱい儲かるからって来るから困るんですよ。大阪はもう十分足りているので、あんまり入ってこんといてほしいですね」
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 そこで思いついた秘策が…

 (タクシー歴1年)「翻訳アプリを入れているんですよ。それでだいたいやり取りできるんで。このへんの他のおっちゃんらは使ってへんから一人勝ちなんでね」

 外国人観光客に狙いを絞って売り上げも順調に伸ばしているそうです。
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 (タクシー歴1年)「海外のお客さんが結構乗っていただけるスポットがあるんで」

 やって来たのは大阪城のタクシー乗り場ではなく、そこから500m離れた場所でタクシーを停車。ここがホットスポットだそうで、停車後わずか4分で乗客をゲット。さっそく秘策の…

 【翻訳アプリを使った車内での会話】
 (ドライバー)「大阪旅行は楽しめていますか?」
 (乗客)「はい!おいしい食べ物のスポットがたくさんあります」

 翻訳アプリで会話してオススメのお店やお土産を教えます。目的地に着くと…

 【翻訳アプリを使った車内での会話】
 (乗客)「ありがとう!君は最高だ。これまでに出会った中で最もすばらしいウーバードライバーです」
 (ドライバー)「サンキュー!サンキューソーマッチ!」