吉岡製菓 吉岡洸さん
「芸人さんを目指して大阪に行ったんです。養成所にいきなり入って『明日から練習です』みたいな感じかと思ってて、身分証明書も持ってなくて、『ヤベッ』って。でもなんか地元に帰るに帰れない、どうしようかなって思った時に、たまたまホストにならないかって声かけてもらって。働くところがなかったからホストになったわけじゃなくて、その当時ってホストクラブから芸人さんとかテレビ業界に行く人が輩出されていた時代だったんですよ」

人に笑ってもらうことが好きだった洸さん。「芸人になりたい」という同じ夢を持つ先輩のもとで、ホストとして働いていたのだといいます。
しかし…

吉岡製菓 吉岡洸さん
「兄貴って呼んで慕ってた先輩なんですけど、その人が亡くなっちゃって。唯一の心の支えいうか、自分の芸人という夢の軸の人だったので、僕、自信無くしちゃって」

先輩との突然の別れ。そんな夢を失った彼を救ってくれたのが「お菓子」でした。