吉岡製菓 吉岡洸さん
「同じホストクラブの違う先輩が気分転換に出掛けようと。当時神戸にある『エス コヤマ』っていう洋菓子屋さんのロールケーキを食べたんですけど、めちゃくちゃ感動して!その世界観と作り出すお菓子、お客さんの店内にいるときのワクワク感…人気芸人さんのライブを見てる感じ。お菓子も芸人と同じ、人を笑顔にするエンターテインメントの1つだなと思って、お菓子屋さんの修業を始めたんです」

そして、実家の和菓子店を継ぐことを決意。洸さんの父で2代目の登さんと共に、お菓子作りに励んできました。

既存の枠にとらわれない新しい和菓子を次々と生み出してきた洸さんですが、父とは衝突ばかりだったといいます。

吉岡製菓 吉岡洸さん
「めちゃくちゃ喧嘩しましたよ。うちの親父もこうじゃないとだめだという考えがあるし、もうバチバチですよ、バッチバチ、感覚が全く違う対照的な2人なんで。」

お互いお菓子作りに真剣だからこそ、喧嘩が絶えなかった2人。
父の登さんは、こんな風に思っていました。