インフルエンザの猛威が全国で続いています。また、「プール熱」の感染が、 過去に例のないレベルで拡大しているといいます。スタジオで詳しく見ていきます。

インフルエンザ猛威の中、「プール熱」も拡大…アルコールで「死滅しない」? 

齋藤慎太郎キャスター:
インフルエンザの猛威が全国で続いています。厚生労働省によりますと、季節性インフルエンザの定点あたりの報告数はここ2週減少傾向です。学級閉鎖した施設(保育所・幼稚園・小学校、中学校、高校)の数も減少してはいますが、11月6日~12日で2778施設が学級閉鎖となっていて、依然2700を超える施設で学級閉鎖が続いているので完全に収束とはまだいえないようです。

一方で、プール熱も流行っているようです。2018年、2022年の患者数は夏ごろにピークを迎えて秋に収束していっていますが、2023年は11月6日~12日の患者数が1999年以降の集計方法で最多と、秋ごろから急激に患者数が増えているそうです。11月6日~12日で1医療機関あたり「3.23」で、全国規模で警報レベルの「3.0」を超えるのは初めてだということです。

プール熱は「咽頭結膜熱」とも呼ばれるアデノウイルスが原因の感染症で、▼38度から39度の高熱、▼喉の痛み、▼目の充血や腫れといった症状があるということです。