国立成育医療研究センターなどの研究チームは、生まれたときの体重と、大人になってからの生活習慣病との関連を調べる研究を行い、結果を21日に公表しました。

 心筋梗塞や脳梗塞など「心血管疾患の罹患率」は、出生体重が3キロ台だった人に比べ、▽1.5~2.5キロ未満で生まれた人は1.25倍高く、▽1.5キロ未満で生まれた人は1.76倍高いことが分かったということです。

 低出生体重が生活習慣病のリスク因子になることは、ヨーロッパなどの疫学研究で指摘されていましたが、日本人対象の大規模調査で明らかになったのは、初めてということです。