この粋な取り組みが、SNS上で大きな反響を呼びました。

「このために新潟に行きたい」
「こどもが下車してくれなそう(笑)」
「おじさんだけど正直座りたい」など…

新潟交通の担当者は「狙い通り」とニンマリです。

【新潟交通乗合バス部 企画調整課 山田快多 広報担当係長】
「小学生のみなさんが乗ってこられて、早速これを見つけた時に、バスの動きと合わせて、『今だブレーキ、ブレーキ』と…」
「思ったよりバズったなという感じですね。ある意味狙い通りだった」

今、運転士不足が課題となっているバス業界で、ひょっとして「こども運転席」が“救世主”となるかもしれません。

「この座席に乗ったから『運転士さんを目指してみたい』というきっかけになれば、我々としてはうれしい」

この「こども運転席」があるバスは、新潟市内の中央区と西区を走る一部の便で使われています。土日祝日の運行スケジュールが公開されていますが、平日には固定されたダイヤでの運行はなく、出会えた人は“ラッキー”だそうです。

新潟交通によりますと、『こども運転席』こども優先ですが、大人も座って良いそうです。