「法曹がきちんと説明する責任がある」

<元静岡地方裁判所裁判長 村山浩昭さん>
こう言ってはちょっと語弊があるかもしれないんですけれども、(袴田事件には)本当に再審制度の問題が分かりやすく凝縮されている。現にこの日本でそういう過酷な目にあっている方がいると。じゃあ、なぜ、そうなっているのかという原因を私たち法曹がきちんと説明する責任があると考えている。

袴田さんの再審の判決は、2024年夏に下される見通しで、過去の事例から袴田さんにも無罪判決が下される公算が大きいとみられていますが、時間が戻ることはありません。