木場理事長 12月1日付で辞任を表明

一方で、亡くなった女性と同じ宙組の劇団員62名に調査を行ったとしていますが…
Q.全生徒ではないと思うが、拒否された方もいる?
宝塚歌劇団 木場健之 理事長
「4名がヒアリングを辞退しました」
Q.その理由は?
宝塚歌劇団 木場健之 理事長
「理由はご容赦ください」

過密な公演スケジュールを見直すなどの対応策を発表した宝塚歌劇団。
今回の問題を受けて、木場健之理事長が12月1日付で辞任すると明かしました。
遺族側「(古い)価値観による思考と言わざるを得ない」

劇団側の会見を受け、遺族の代理人弁護士が会見を開きました。
上級生からのパワハラは確認できなかったという調査報告書の内容について…
遺族代理人 川人博 弁護士
「劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している。この報告書の内容は失当である。間違いであると。
遺族側は納得することはできず、劇団側がこのような調査報告書の内容の認定を前提とせずに、事実関係を再度検証し直すべきである」

劇団側がハラスメントを否定する背景には、上級生との縦の関係を重視する風潮を容認しているためだと訴えました。

遺族代理人 川人博 弁護士
「上級生のパワハラ行為を認定しないのは、一時代前、二時代前と言ってもいいかもしれない。(古い)価値観による思考と言わざるを得ない」

また、遺族側は、長時間労働についても、報告書が認定した時間は実態よりも少ないと指摘。
劇団側に対して引き続き、事実に基づく謝罪を求めていくとしています。