生活のすぐそばにあった原発

自宅でスクランブルエッグ作る大内さん:
「うちの家族が、俺が作ったスクランブルエッグの味が良いと好評だったので、スクランブルエッグのときは担当」
妻のひとみさん:
「あとは、味噌汁は結構上手なんですよね」

この日のメインは、「シラス丼」。シラスは浪江町の特産品で、昔からよく食べていました。

震災前、生活のすぐそばにあった原発について、深く考えることはなかったと言います。

大内善一さん:
「当時は国や原発(東京電力)の言う言葉を信じてましたから。安全だって言われたから単純に自分たちも信じて、安全と思って何も考えずに住んでいました」

妻のひとみさん:
「周りの人はみんな(原発で)働いてたりとか、色んな部分の生計を立ててたりして、普通に暮らしていたので、原発が怖いとか、そういうものはなかった」