年間14万トンの産廃がゼロに!? 「すごく可能性を感じる」

3年前、生原さんはこの徳本さんの技術に注目し「瀬織」を開発。「産業廃棄物」として捨てられていた泥は、今では土壌改良材やコンポストの基材として全国で利用されています。
生原商店 生原誠之 代表
「瀬織は、天然のものに近いというか、自然のものなので、実は掛け合わせることによって、いろんな商品開発ができるなっていうのをぼくは感じているんですよ。すごく可能性を感じるんですよね」
徳本製作所 徳本和義 代表
― どんな気持ちですか?
「そりゃうれしいですよ。ほいじゃが、あまり喜んで威張っちゃいけんの」

最新の水道統計によりますと、「瀬織」の元になる泥を排出している浄水場は、全国でおよそ2200か所。そのうち600か所余りでこの乾燥方法が可能です。
「瀬織」作りの技術が水平展開されれば、年間14万トンの産業廃棄物をゼロに近づけることも夢ではありません。
生原商店 生原誠之 代表
「徳本さんは、この技術を提案した場所はいっぱいあるんですよ。北海道でもされてましたよね? それでその周りにある浄水場も気付く方が気付いていけばいいんじゃないかって」