ルヴァンカップを優勝という最高の形で終えたアビスパ福岡。決勝でゴールを決めた前寛之選手と宮大樹選手が、11月8日放送のRKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』に出演、初タイトル獲得の喜びと感謝の気持ちを語りました。

◆「声量で負けていなかった」アビスパサポーターが後押し

左から前寛之選手、宮大樹選手、田畑竜介アナウンサー

RKB田畑竜介アナウンサー(以下、田畑):アビスパ福岡、ルヴァンカップ優勝おめでとうございます! すごいことをやってのけましたね。優勝から数日経ちましたけども、今どういうお気持ちですか。
宮:いろいろな方たちにお祝いの言葉をいただいて、本当に頑張ってよかったなっていう気持ちです。試合が終わった後のLINEとかインスタグラムとか、SNSがもうすごかったです。
田畑:返信できないぐらいの数が来たんじゃないですか?
宮:ちょっと「明日返そう」って思うぐらい(笑) みんなお祝いしてくれてうれしかったです。
前:僕もたくさんの方からお祝いもらいましたし、何よりも家族が喜んでくれたのがうれしかったです。スタジアムで泣いてるのが見えてたんで、なんかグッときました。
田畑:あの国立の景色、ピッチにアビスパの選手が立っている姿、そしてサポーターがスタンドにたくさん来ているあの光景というのは、特別な景色だったんじゃないですか。
前:6万人の中でプレーして、振り返るとすごいところでやってたなって思います。
田畑:スタンドを赤のレッズサポーターがかなり占めるんじゃないかという想定はあったと思うんですが、ネイビーブルーのユニフォームに身を包んだアビスパサポーターもたくさん来ていた景色、どう映りましたか?
宮:おっしゃる通りで、最初8対2ぐらいかなって思ってたんですけど、声量も負けてなくて、本当にありがたい存在でした。
田畑:サポーターの皆さんも、いつもと違う特別な空気ですごく盛り上がっている感じを我々も映像で見ていました。ピッチに立った時の心理状態としては、どうでしたか?
宮:アビスパサポーターが後押ししてくれたので、ずっと前向きな気持ちで、あの試合に臨むことができました。
前:たくさんの方が来てくれているのを誇らしく思いましたし、声援からサポーターの気合いを感じたので、「応えてやりたい」「一緒に喜びたい」と思いました。

◆前半に2点「出来過ぎなくらい」

アビスパ福岡の前寛之選手と宮大樹選手

田畑:ゲームを始める前、長谷部監督からはどういうプランで、どういうふうにこの試合に臨んでいこう、と声かけがあったんですか?
宮:僕、全然覚えてないっす(爆笑)
田畑:そうなんですか? それぐらいたかぶっていた?
宮:自分のことにいっぱいいっぱいで、ちょっと……。
前:これは、僕ちゃんと答えた方がいいですね。「いつも通り行こうよ」って。特別なことは言ってなかったです。でも気合いは入っていました。
田畑:逆に、そこで特別な声掛けをすると、いつもと違う雰囲気になっちゃう感じがあったのかな。いつも通り入っていけるように「ベスト電器スタジアムと変わらないような雰囲気でいこう」という意図があったのかもしれないですね。
宮:いつも通り。だから、覚えてなかったのかも。
田畑:試合開始からアビスパがアグレッシブに攻めていて、前選手はいつもよりちょっと前でのプレーでした。自分のプレーでいつもと変化はありましたか。
前:ボランチというポジションで出ていますけど、1列前でのスタートだったので「自分がスイッチになるような守備にしよう」と思って、前からガンガン行きました。
田畑:前半5分でいきなり先制点が取れちゃいましたよ。
前:出来過ぎなぐらい、いい流れでした。
田畑:「先制して逃げ切る」というようなプランがあったんですか?
宮:浦和は守備が堅いし、うちも守備に自信があるので「堅い試合になる」って思っていました。寛が5分で点を取ってくれたので、もう十分すぎるぐらい「プラン通り」という感じになりました。
田畑:ゴールシーンを振り返って、自分のプレーとしてはどうでしたか?
前:本当に完璧だったというか、ベースラインから前に入ったボールもそうですし、ピックアップして、コンちゃんからクロスっていうのも完璧なボールでしたし、あそこに入り込んで流し込むことできて、よかったですね。
田畑:その後も攻める展開があって、アディショナルタイムに欲しかった2点目が取れましたね。
宮:前半に2点取れて、出来過ぎなぐらいな感じですね。

◆PKが入らず流れは浦和に…

田畑:そして後半がスタートし、絶好の3点目のチャンス(PK)が訪れました。残念ながら西川選手のセーブもあって点は入らず、そこから浦和にスイッチが入ったのか、猛攻が続いて、後半は苦しい時間帯になりました。宮さん、守っていて大変だったじゃないですか。
宮:「祐也、これマジで決めろよ」ってずっと思ってました。
田畑:ははは、山岸選手に。
宮:外した瞬間に「これ、流れ行っちゃうわ」って思ったんすよ、本当に。浦和のサポーターの前で守っているし、精神的にもちょっと嫌だし、「マジで決めろよ」と思いながら。「何してんねん」って思いながら(笑)
田畑:そういう気持ちもありながら、でも守らないといけないし。前さんはどんな時間帯でした、後半は。
前:(PK)失敗の後「これ、来られるわ」と覚悟しました。「どう盛り返そうか」っていうところと、盛り返すことはできないかもしれないけど「どう守り切ろうかな」と考えながらやってました。