■ニセモノは昔の話。今は本物以上?
そして、スギヨでは、発売50年を記念して「カニカマ専用ピック」を開発。

これは、リアルなズワイガニの脚の模型をカニカマに刺して食べると、あたかもホンモノのカニを食べているような気分が味わえるというもの。50年経ったいまは、ホンモノに、あえて寄せる余裕も生まれました!

■実は世界中で食べられている
それにしても、世界中でカニカマが食べられているとは!しかも世界中で製造されているようです。日本かまぼこ協会に聞きました。
――カニカマは世界中で作られているんですか?
日本かまぼこ協会・専務理事の奥野勝さん:
カニカマは、世界で年間50万トンほど、生産されているという報告があります。これは、日本の、カニカマ・板付きかまぼこ・はんぺんなどをあわせたかまぼこの総量と全く同じなんですよね。
――日本からの輸出はどうなんでしょう?
日本かまぼこ協会・専務理事の奥野勝さん:
増えてますね。魚肉製品全体の輸出金額は110億円ですが、多くはカニカマが占めていると考えてもらっていいと思います。みんなもう「ホンモノのカニではない」ということを充分承知の上で食べていますから、世界の消費者からも、もう「モノマネではない」と、独立したものだと受け入れられていると思われますね。