「お寿司で学ぶSDGs」です。食品ロスの削減や水産資源を守る大切さを学んでもらおうと、大手回転寿司チェーンが岡山市内の小学校で出張授業を行いました。

「未来のお寿司」に子どもたちも驚愕

「『未来』からお持ちかえりしてきたお寿司がこちらです。魚、のってないですよね」

「今の環境や状況が続くと、こんな風に魚がのっていないお寿司になってしまう可能性があるんです」

岡山市の朝日塾小学校で行われた出張授業「お寿司で学ぶSDGs」です。

全国に店舗を展開する「くら寿司」が、昨年度から全国各地で実施しているもので、岡山県では初めて行われました。

ではどうすればいい?鍵握るは「低利用魚」

6年生80人に「漁業の未来を考えてもらおう」と用意されたのは…。

「オープーン!」

「シイラ!シイラじゃねぇん?」

出てきたのは、「低利用魚」の模型です。

「美味しいのに認知度が低い」などの理由で、獲れても市場に出回りにくい「低利用魚」。くら寿司ではこの低利用魚を自社で養殖・加工するなどして商品化。

使われない事が多い「シイラ」や「ボラ」などを海鮮丼に使うなどしています。

授業の教材として児童に紹介することで、水産資源の大切さを知ってもらおうというSDGsの取り組みです。