日銀が金融政策の再修正…結局、私たちの住宅ローン金利はどうなるのでしょうか?専門家に聞きました。

変動金利だってウカウカしてられない?本当?

南波雅俊キャスター:
日銀は31日に開いた金融政策決定会合で、長期金利の上昇を容認しました。

7月の会合では事実上「1%」でしたが、今回の会合では「1%めど」とし、1%を一定程度超えることを容認するということです。

この決定会合の結果によって、住宅ローンへの影響はどうなるのでしょうか。

長期金利をもとに決める『固定金利』の場合、金利上昇の可能性があるため、影響があると言います。

一方で短期金利をもとに決める『変動金利』は、今のところ影響はないそうです。

現在の金利は、固定金利が1.04%、変動金利が0.345%となっています(三菱UFJ銀行)。令和3年度の国土交通省のデータによりますと、住宅ローン利用者の金利タイプ別割合は、▼変動型76.2% ▼固定金利選択型13.5% ▼固定型3.4% ▼その他6.8%となっています。

しかしSNSでは、これだけ固定金利が上がると変動金利も上がるのではないかという声もあがっています。
「金利の先行きが見えない中で(物件を)即決するのは難しい」
「ローン金利は放置してたけど、そろそろ見直し時かな」
「変動だってウカウカしてられんよ。動くと負担が大きいのは変動だからな」

では、変動金利から固定金利に借り換えた方がよいのでしょうか。