“ロードキル”年間の発生件数は?

正解は、約5万1000件。国交省が発表した、令和3年度の処理件数です。タヌキやキツネなどの中型の動物と、鳥などの小型の動物が半々ぐらいです。

シカと接触!衝撃映像

実は、tysでは過去に衝撃的なロードキルの瞬間を収めた映像を入手したことがありました。

あるドライバーが山口県下松市の国道、まっすぐな道を走っていると…突然、画面右の山側からシカが現れ、車と接触。あまりの衝撃に、シカは吹き飛ばされてしまいました。車の前側は大きく破損し、シカはその場で死にました。

被害を小さくする対策は?

なかなか回避するのは難しそうです。そんな中、被害を最小限にとどめるための対策はないか、専門家に聞いてきました。

JAF山口支部・近藤博嗣さん
「本当に珍しい話ではなくてですね、車が壊れて自走できない、そういう事故が起こってるんです」

基本・急ブレーキ、急ハンドルはNG

話を伺ったのは、JAF山口支部の近藤さんです。まず、目の前に突然、動物が現れたときは、基本的には急ブレーキです。

近藤さん
「急ブレーキはじわ~と踏むより、ある程度足をアクセルから浮かせてブレーキの上から踏みつけるようにした方がいいんですね。車の方でもブレーキの力っていうのはアシストしてくれるので、ある程度強いブレーキを踏めれば車の方が助けてくれます」

避けようとして、急ハンドルを切ってしまいそうになりますが・・・基本的には、おすすめできないとのこと。

近藤さん
「例えば側溝があったり、路肩の方が結構崖になってたりですね、あと対向車線に出てもし対向車がいたら、事故になったり自身がけがをしたりすることもあります」

実際にLINEアンケートでも、ネコが飛び出してきてとっさにハンドルをきったら、車が横転し廃車になりました。