今や国民の2人に1人がもっていると言われるアレルギー疾患。
アレルギーというと花粉症などで多くの人が悩んでいると思いますが、実は近年、食物アレルギーがある子どもたちが増えています。
現状と増加している理由を取材しました。

僕も一緒に食べたいな

宮崎県小林市に住む、ゆうこ(仮名)さん。
小学生の長男と長女、それに園児の次男の、3人の子育て中ですが、長男のはるとくんには食物アレルギーがあります。

(ゆうこさん)
「卵とそばとナッツ類、長男だけアレルギーがあって、ほかの2人は何でも食べられる」

はるとくんの食物アレルギーが発覚したのは生後9か月の時。卵ボーロを食べた際、呼吸困難などの症状が出ました。
過去には、アナフィラキシーショックを起こしたこともあります。

(長男・はるとくん)
「お菓子とか卵が入ってるときに、僕も一緒に食べたいなとか、美味しそうなものがあったときに、これ食べれないのかって・・・」

(ゆうこさん)
「入っている、入っていないが一番心配なので、分からないものは食べないようにする。しっかりと表示がしてあるものを選んで」

この日は、卵の代わりにカボチャを使った卵焼き風の料理を作りました。

(長男・はるとくん)
「お弁当の時とかに入れてもらったら、みんなと同じ卵焼きみたいなのが入っていてうれしい」

(ゆうこさん)
「切ない思いをさせたくないのと、みんなと同じものが食べたいという思いはあるので、そこを大事にしながら、お弁当とかはつくるように頑張っている」