これまで無料で通ることが認められてきた道が、突然、市から通行料を求められるように…。この道の先にある畑の所有者らが困惑しています。畑は先祖代々からの土地で、そこにつながる道については、約50年間無料で通ってきたということです。無料→有料への“転換”の理由を市に聞きました。
先祖代々受け継がれてきた畑は「市の土地に囲まれた袋地」

大阪府和泉市にある畑。ここを所有する男性(84)は70年以上、野菜や米作りをしています。
(畑を所有する男性)「(Q畑仕事は週にどれくらい?)そうやな、おおかた毎日ほど、天気の良い日はな」
家族や親族のため、84歳となったいまも畑作業をしています。ここは先祖代々受け継がれてきた土地で、男性にとって特別な場所です。
(畑を所有する男性)「もう子どもの時から、学校から帰ってきて手伝わされてた。先祖からの土地やから、とにかく大事にしてきた」
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(息子のAさん)「こちらが我々の所有地、細長い長方形で畑が3枚あります」
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息子のAさんは、高齢の父を気遣い畑の管理を手伝っています。所有する畑は約1000平方メートルあるのですが、この場所を地図で見てみると、市や他の人が所有する土地に囲まれていて公道に面していません。こうした土地は「袋地(ふくろち)」と呼ばれていて、畑に行くには約50mの市の土地を通る必要があるのです。
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民法では、袋地の所有者が、隣接する他人の土地を通る権利が認められています。同時に、隣接地の所有者は通行料を求めることもできますが、和泉市は約50年間無料で通行することを認めてきました。
ところが今年5月、事態は急変します。














