■中古エアコンが人気 「半額以下で買える」

連日の暑さで、熱中症対策として欠かせないのがエアコン。今、需要が高まっているのは中古品です。

大手リサイクルショップ「レジャーファクトリー」では、5月のエアコン販売台数が2021年5月に比べ3割増しに。また、東京・練馬店だけでも猛烈な暑さとなった週末に10数台が売れたといいます。


トレジャー・ファクトリー マネージャー 小沢稔和さん
「(販売価格は)大きく違うものでは半額以下に設定されてるものもございますので、だいぶリーズナブルにお買い上げいただけるような金額設定なっております」

中古品が人気の理由は、上海のロックダウンや半導体不足により、新品のエアコンが品薄のため。さらには、物価高によりお手ごろ価格(2~3万円台)の中古品を買い求める人が多いといいます。

さいたま市内の物流倉庫には、客から買い取ったというエアコンがズラリ。


フィルターは埃まみれです。エアコンを分解し、丁寧にクリーニングすれば、綺麗に生まれ変わりました。


トレジャー・ファクトリー物流センター 黒柳洋介さん
「中古のお品物にはなるんですけども、使われるお客様が気持ちよく使っていただければと思って清掃させていただいております」


記録的な暑さとなった27日、政府は冷房など電力の需要が増加し、電力需給がひっ迫する可能性があるとして、「電力需給ひっ迫注意報」を発表。熱中症にならないよう、冷房などを使用した上で、不要な照明は消すなど、「無理のない範囲でできる限りの節電」を呼びかけました。

28日以降も関東の内陸部では35度を超えると予想されているため、熱中症への警戒が必要です。