野菜を積極的に取って健康的な食習慣を身に着けてもらおうという授業が30日、岩手県釜石市の高校で行われました。

釜石市甲子町の釜石高校で行われた授業では、1年生の生徒が皮膚に含まれる色素で野菜の摂取量が分かるという測定器、「ベジメータ」で自分の食生活をチェックしました。
そのあと調理実習が行われ、生徒たちは市の食生活推進員の指導を受けながら、1杯で一日に必要な野菜の量の3分の1がとれる「ミネストローネ」を作りました。
国は一日に350グラムの野菜の摂取を勧めていますが、去年、岩手県が行った調査では県民一人当たり70グラム野菜が足りていないという結果が出ています。
生徒たちは野菜たっぷりのスープを味わいながら、生活習慣病の予防につながる野菜の役割を学んでいました。