恩師が声かけ母校の指導者に 「4年ぶり」甲子園出場果たす

手応えをつかみ、踏み出した確かな一歩。しかし、その矢先で女子プロ野球リーグが消滅しました。ふたたび路頭に迷う川口さんに声をかけたのが、かつての恩師・原田英彦監督(63)でした。
(龍谷大平安 原田英彦監督)「極端に言えば、一番頑張ってきた子なんですよ。今までのピッチャーの中で一番走りましたし、一番練習した子だと思う。あの子の学年って、部員が10人しかいなかった、どん底の平安だったんでね。その平安を(現在に)戻してくれたのは絶対彼のおかげです。『川口がいなかったら、今の平安はない』と僕も思ってますので、だから僕の後、魂を預けるのはこの子しかいないと、僕はもうずっと思ってました」
(川口知哉さん)「嬉しいですし、自分もゆくゆくはね、高校野球に恩返しをしたいっていうのもありました。将来、高校野球の指導者をしたいなっていうのはずっと思ってたので、すごいタイミングでした」
こうして去年4月、指導者として再び母校のユニフォームに袖を通し、投手陣を中心にチーム全体を指導しました。迎えた春、チームは4年ぶりとなる甲子園出場を果たしました。














