上毛かるたに迫る危機 県民は「こんな変更は初めて」と戸惑い…
じつは、上毛かるたに「読み札の変更」の必要がでてきているというのです。群馬の郷土愛を育んできた文言がなぜ変えられるのでしょうか?そして、それはどんな内容なのでしょうか?上毛かるたの発行元である群馬県文化振興課に話を聞いてみました。
ーー文言を変更するって、かなり大きなことなんですか?
群馬県文化振興課 担当者:
「絵札や読み札は原則変更しないことになっています」
ーー原則変更しない?それでも、変えざるをえないのは、どんな言葉なんでしょうか?
群馬県文化振興課 担当者:
「今回、読み札の変更が注目されているのは『力あわせる二百万』という札です。この札は、いつの時代でも郷土を大切に思い、年齢や性別を問わず助け合いと協力によって心を一つにしてほしいと願う札で、『二百万』の部分は県の人口を表しています」

ーーまさか、群馬県民の心は、一つになって力合わせられてないから、変更するということですかっ?!
群馬県文化振興課 担当者:
「いえ、「二百万」という県の人口部分の変更です。実はこれまでも人口に合わせてこの部分は変更されてきました。
上毛かるたが初めて発行された1947年当時は『力あわせる百六十万』でした。その後、1973年に『百七十万』、1977年に『百八十万』、1985年に『百九十万』となり、1993年に現在の『二百万』と過去4回、人口が増えるたびに10万人単位で改訂されてきました」
