「力合わせる百九十万」にいつ変わるの?かるた競技に影響は?
この変更は避けられないものなのでしょうか。
群馬県文化振興課は「変更時期については未定だが、県人口が190万人を下回ったときには札を変更することを考えている」としています。10月1日時点の群馬県の人口はギリギリ190万の壁を保っていますが、もはや人口190万人を切るのは時間の問題と見られています。

上毛かるたのチャンピオンを目指して日々研鑽を積む群馬の子どもたちにとっては、はじめての変更で、内容もショッキングになります。
ーーこの事実に向き合わなくてはいけない子どもたちへの影響が気になります…。上毛かるた大会は滞りなく行えるでしょうか…。
KING OF JMK代表理事 渡邉俊さん:
「競技に影響は…ないですね」
ーーん?ないんですか?…本当に、ないんですか?
「速い人たちというかほとんどの群馬県民はもう『力あわせる二百万』って言われたときに、最初の『ち』の時点で反応するので。
今回変更されるのは、読み札の下の句の部分。正直、下の句がどうなろうが、あまり選手たちには関係ないというか…競技自体には何も変化はないです」
上毛かるたで可視化され、向き合わざるをえなくなった群馬県の人口減少。もちろんこれは群馬に限らず、日本全国の課題でもあります。上毛かるた大会で子どもたちに影響はないようですが、子どもたちの未来には影響があるはず…。改めて大人に何ができるか考えなくてはと強く感じる『群馬県民の日』になりました。