「上毛かるた」をご存じですか?群馬県民に絶対的な知名度と親しみを持たれている郷土かるたです。群馬県民ではない方にとっては、どうでもいいと思われてしまうかもしれませんが、実は70年以上歴史のある上毛かるたに、みなさんにも決して他人事ではない“危機”が迫っているのです。
群馬県民の宝「上毛かるた」日本一決定戦・KING OF JMKも開催
10月28日は『群馬県民の日』です。群馬で愛され続けている遊びといえば、「伊香保温泉日本の名湯」「日本で最初の富岡製糸」「裾野は長し赤城山」など歴史や文化など群馬県の特徴がよみこまれている『上毛かるた』でしょう。

戦後間もない1947年に作られ、発行から70年以上、県内のお年寄りから子どもまで幅広い年代に親しまれてきました。多くの群馬県人・出身者は、読み札をそらんずることができる群馬の誇りです。

毎年2月に上毛かるた大会が開催され、群馬県の子どもたちはチャンピオンを目指して日夜練習に励みます。2012年からは日本各地に散らばっている上毛かるたと共に幼少期を過ごした『猛者』達による全国大会「KING OF JMK〜おとな達の上毛かるた日本一決定戦〜」も開催されています。
そんな群馬県民の“郷土愛”と“かるた力”という特殊技能を育んできた「上毛かるた」にどんな“危機”が迫っているのでしょうか。