今年12月に運行を終える「金剛バス」をめぐり、沿線の自治体が費用を負担し主要路線以外の一部も存続することが決まりました。

 大阪府富田林市など4つの市町村を中心に走る「金剛バス」は、運転手不足を背景に今年12月20日に運行を終了することが決まっています。

 これまでに、利用者が多い5つの主要路線(喜志循環線・阪南線・さくら坂循環線・千早線・東條線)については運行本数を減らしたうえで近鉄バスと南海バスが運行を引き継ぐことになっていました。

 一方、主要路線以外の路線についての協議が続いていましたが、沿線の自治体などでつくる協議会は26日、自治体が費用を負担して一部の運行を続けることを決めました。

 協議会によりますと廃統合を行った結果、全15の路線を10路線に減らすこととなりましたが、これまでの路線のエリアはおおむねカバーできていて、便数も全体で現状の6割ほどの本数を維持できる見込みだということです。

 ▼主要5路線以外の路線について

 【河南町が運行】北大伴線、石川線、河内線、白木線※北大伴線、石川線は一体的に運行 【太子町が運行】太子中央循環線、畑・平石線
 【統合】太子線…喜志駅への利用は喜志循環線へ一部統合 聖和台循環線…太子中央循環線へ統合
 【廃止】白木加納循環線(運休中)富田林循環線(休止路線)