住民が暮らす舟屋に入ってしまう観光客も

 さらに、美しい景色を求めて舟屋や庭の中に立ち入ってしまう観光客の姿も見られました。

 (記者)「一般の住居の物干し場に観光客らしき人が入っていますね」

 (記者)「舟屋の中に入って写真を撮っている人がいます」

 伊根町の舟屋の大半は私有地。住民が穏やかに暮らす生活の場に、観光客が遠慮なく入りこんでいるのです。

 (地元住民)「ひどい時は家の上まで上がっていたという話も聞きます。見学できる舟屋の案内をしているんですけれども、観光客の方が見るとみんな同じような家に見えて間違って入られるというケースがあると聞きました」

 (地元の商店主)「敷地に6~7人が入られて、そこでみんなたばこを吸っているの。吸い殻が落ちているんですよ。だからやっぱり火事だとかそういうあたりも気になるし。観光客には買い物も結構していただくんだけど…正直なところもう観光客はいいですっていうような気持ちもあるの」