インフルエンザの感染状況が発表され、先週の1医療機関の平均は11.22人と5週連続で増加しました。
流行が「注意報レベル」となっている甲府市や富士東部などで感染が広がっています。

山梨県によりますと、10月15日までの1週間に県内41の定点医療機関から報告があったインフルエンザの感染者数は460人で、前の週より56人増えました。
1医療機関の平均は11.22人で、前の週を1.37人上回り、5週連続で増加しました。
地域別の感染報告数です。
前の週に、ここ10年で最も早く「注意報レベル」に入った甲府市と中北、それに富士・東部で感染増加が続いています。

また増加の一途をたどるインフルエンザの影響で学級閉鎖が増えていて、特に甲府市は9月は6校でしたが、10月は18日までに小学校を中心に28校が学級・学年閉鎖の措置をとりました。


県感染症対策センターの井上修医師は、「10月は学校行事やイベントが増える時期で、ワクチン接種が進んでいない状況ではこのような場で感染が拡大するおそれがある」と警鐘を鳴らしています。

一方、新型コロナウイルスの報告数は先週207人で、6週連続で減少しました。