地方“分散化”への取り組み

南波キャスター:
観光地の中だけではなく“地方への分散化”という対策も政府は考えてます。外国人の消費額が100万円以上という、かなりお金を使う方向けの取り組みですが、付加価値をつけることで集客アップです。例えば奥日光への観光も、東京からヘリで約50分で直行してもらう。朝日航洋によると片道・4人乗りで90万円からです。奥日光などは、非常に有名な観光地ですが、まだあまり知られてない観光地への誘導も、様々な対策が行われています。

オーバーツーリズム対策で広島の宮島は、海外の方がたくさん来られる場所ですが、ゴミ処理とかトイレ不足など問題が山積していたそうです。広島の廿日市市は「宮島訪問税」を1回の訪問で100円徴収します。初年度の税収は1億円を超えました。これをゴミ処理やトイレの増設などに活用するという対策も行っています。

ホランキャスター:
入場料や訪問料を徴収しなきゃいけないんじゃないかと動きがどんどん加速しそうですね。

萩谷弁護士:
住民の生活と両立しなければ、観光は、どんどん衰退していくと思います。他から来る人が生活を体験したいという人が増えているので、地元で楽しいガイドを育成するとか、工夫の余地もまだまだあるなと思います。