実は「狭き門」の特別養子縁組
池田さんは、不妊治療を35歳から始めましたが、最初の段階から体外受精は3回までで終わりにしようと決めていたと言います。その後、いざ特別養子縁組へと切り替えてみると、特別養子縁組へ登録できる保護者の年齢が40歳までなどと年齢制限をする団体があったり、実際にお子さんと巡り会う可能性や確率は不妊治療よりさらに狭き門だと知り驚いたと言います。
何年も待つかもしれない。あまり期待せずに気長に待とうと決め、面接や様々な手続きを経て夫婦で養子縁組の待機者リストに登録。しかし、その約1カ月後、思いがけず1本の電話がかかってきます。
『2日前に生まれた女の子がいるんだけど病院までお迎えに来られますか?』『はい、行きます』。