ガザ犠牲者 4分の1が子ども

ホランキャスター:
200万人とありましたが、既に100万人ほどが家を追われているのではないかという報道もあります。その中で安全を確保していくことは、実際可能でしょうか?

明海大学 小谷教授:
全ての民間人の安全を確保することは、現実的ではないと思いますが、ガザの中にも難民キャンプが既に存在をしています。同じような形で、北から南に強制的に移動するようにと言われているガザの人たちが、少なくともここにいれば、攻撃を受けない、そして救助物資が届く場所を設定していくことが今後必要になってくると思います。

ホランキャスター:
出口が見えないという話が様々なところで聞かれますが、ガザからハマスを排除することが目的なのであれば、イスラエル側からすると何を持って“排除した”という確証になってくるんですか。

明海大学 小谷教授:
ハマスの壊滅はイスラエルがどう定義するかによると思います。幹部から末端の兵士までに至るハマスの兵を全て殺害する、拘束することを定義するのか、それとも今回のテロ行為に関わった主要な人物を少なくとも殺害あるいは拘束し、これ以上攻撃ができないようにハマスの武器を押収するのか。
それから地下トンネルを破壊することで収めるのか、これはイスラエル国内で決めていくことになると思います。どちらかと言えば前者に近い形になると思いますので、この作戦自体は、かなり長期、数ヶ月はかかるのではないかなと思っています。

ホランキャスター:
多くの民間人方々が命を落とすことになってしまうのかなということが感じられますね。