「どこから産まれたではない」幸せのカタチとは

川端文香さん:
「私が産んでいないと言っても、いじわるを言う人に当たったことがない。良かったねと反応する人や、すごいねって私の後ろにオーラが見えるという人もいる」

13歳と10歳になる子どもたちには、幼いころからありのままを伝えています。

川端文香さん:
「(長男が)ぽろっと産んだお母さんに会いたいと言い出した。成長した自分を見てほしいって。ここまで大きくなったの見て褒めてほしいというので。あの子から反応が出るのがまれだった」

50年前、菊田医師が出した小さな新聞広告をきっかけに生まれた「特別養子縁組」という家族のカタチ。

川端文香さん:
「どこから産まれたではなく、どこで生きていくか、どこで自分が育っていくかの方が大事なのではないか」

特別ではなく当たり前の幸せのカタチです。

【前編】「日本は子殺し天国で対策をしていない」医師が出した新聞広告から始まった特別養子縁組 3人の子ども迎え入れた夫婦は「託された責任感は重かったが今は普通の家族」はこちら