「こんな重い賞は予想外です」

一方で、1991年には、赤ちゃんの人権を守る活動が評価され、国際生命尊重会議で世界生命賞を受賞します。

菊田昇医師:
「夢のようなこと、こんなに重い賞をいただけるのは予想外です」

この4か月後、病でこの世を去りました。65歳でした。

制度が始まってから35年。国内ではいま、年間500組前後の特別養子縁組が成立していると言われています。

仙台でも、当事者同士の交流の輪が広がっています。