人質199人の救出には時間がかかっている可能性 バイデン大統領イスラエル訪問の影響は
藤森キャスター:
あとは人質ですね。今、200人近い数と言われていますが、この救出に向けての動きは?

TBS秌場 外信部長:
この間、イスラエルは部分的にガザに入りました。吸収してそこで人質に関する情報なども得たというふうに言っています。そこで計画を練り直している可能性があります。なので、ちょっと時間がかかっている可能性はあります。
一方で、この人質を救出してほしいというネタニヤフ政権に対する人々の不満というか、なぜそもそも助けに行くのにこんなに時間がかかったのか。なぜ救出は進まないのか。そもそもハマスとガザとの関係をマネージできなかったから、こんなことが起きたんじゃないかという批判も日に日に増していますので、そもそもあんまり人気のある政権ではないですから、これもネタニヤフ政権はハンドリングをうまくやらないと。
藤森キャスター:
こうしたなか、アメリカのバイデン大統領が18日にイスラエルを訪問すると。こうしたアメリカ側の狙いや影響はどう広がるでしょうか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩 氏:
バイデン大統領はイスラエルを訪問する計画を立てていますが、ただ行っただけでは駄目で、中身にどこまで進展があるかですよね。ある程度成果をもたらさなくちゃいけません。
やはり人道的な配慮もして、ガザの人たちもかなり避難が進み、残虐な行為をイスラエル軍がどんどん目の前で繰り返されるようなことだけはとにかく避けなくちゃいけないということ。それから水、電気、医療、医薬品などの供給をきちんとした上で、対応しなさいというのがアメリカのスタンスでしょうね。