津波で職員ら43人が犠牲に
その後、避難所設営のため高台に向かい津波から逃れた高橋さん。

しかし、庁舎では職員ら43人が犠牲になりました。複雑な思いが消えることはありませんでした。
南三陸町の元職員 高橋一清さん:
「復興事業にとにかく専念しなければならないということで、震災後はそちらの役場業務に専念しようと思っていたのですけれども、そんな折でも防災庁舎で犠牲になった仲間たちのことは常に頭の中にありました」

震災では引き波で沖に流されたり救助を待つ中、低体温症で命を落としたりした人が少なくありませんでした。津波に遭ったとしても生存率を高められる方法はないか…。














