10月11日で東日本大震災の発生から12年7か月です。宮城県南三陸町では、日本初というGPS機能を搭載したライフジャケットの開発プロジェクトが進んでいます。迅速な人命救助に向けたこの取り組み、震災を経験した1人の職員の提案がきっかけでした。
GPS内蔵ライフジャケットで救助
10月4日、南三陸町の志津川湾で日本初というプロジェクトの実証実験が行われました。
ダイバーが身に付けたのは、町などが開発を進めているGPS内蔵の特殊なライフジャケットです。

実証実験では、海中に投げ出された人の位置をGPSの情報だけを頼りに陸上の離れた場所で特定し救助できるかどうかを確認します。ダイバーを乗せた船は、岸から5キロ離れた志津川湾の海上へ。ダイバーを残し船はいったんその場から離れます。

一方、同じころ南三陸町役場では・・・。
実証実験本部:
「これがちょうど今この位置ですね」

GPSの情報を頼りに位置の解析を始めていました。日本初というこのGPS機能付きライフジャケット。12年前の震災の教訓をもとに開発が始まりました。














