担当者『ほかの公園で大量にくぎが見つかった事例はない』 取材班が実際に調査

ほかの公園を調査する可能性はあるのか。公園事務所の担当者は「市内のほかの公園ではくぎなどが大量に見つかった事例はない」とした上で、次のように話します。
(大阪城公園事務所 板井正宏所長)「我々は普段から定期点検と日常巡視によってちゃんと表面の管理をしていますし、目視によって監視をしていますので、まずそれ(目視による監視)をきっちりやっていくということで安全確保をしていきたいと思っています。通報を受けた場合は、都度それに見合った対応をさせていただきたいと思っています」
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では、本当に他の公園ではくぎは見つからないのか。取材班は銅座公園近辺の4つの公園を調査してみました。中央区にある中大江公園では…
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(記者)「こちらなんですけれども、明らかにくぎが刺さっていますね。頭が地面から出ている状態です」
ほかにも、頭の角が地面から飛び出したくぎや、ヒモがついたくぎが目視で確認できました。
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取材班は公園事務所に通報。20分ほどして公園事務所の職員がやってきました。見つかったものを抜いてみると、30cmほどにもなる長いくぎが…。さらに、谷四錦郷公園でもヒモがついた状態のくぎを3本発見。結果、4つのうち2つの公園から計9本くぎが見つかりました。
こうした状況に大阪市は「今後の一斉点検については検討中」としています。
普段利用する公園が安全とは言い切れない今、自治体は先手を打って対応する必要があるのではないでしょうか。
横山市長「全公園での点検を行う」市の公園事務所では調査始まる
公園から大量のくぎが見つかったこの問題について、MBSがテレビで報じた翌日の10月10日、大阪市の横山英幸市長は、市が管轄する約990の公園で一斉に点検する方針を明らかにしました。
(大阪市 横山英幸市長)「けがをしてしまうと大変なことになりますから、そうならないように、やっぱりこういうもの(くぎ)も実際発見されましたし。お子さんや利用者がけがをしないように、大阪市が管轄する公園には、全公園点検するというふうに所管の局からも聞いておりますので、これをしっかり進めていってほしいと思います。公園によって用途が違ったりします。所管の局において点検の仕方を検討されると思います」
大阪市によりますと、11日から公園の調査を始めたということです。13日時点では、釘が見つかったとの報告は上がっていないということです。調査は目視で行っていて、危険物が見つかり次第撤去するということです。
(2023年10月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『憤マン!』より)














