全国各地で見つかる“地面に埋まったくぎ”…児童が大けがをした事案も

 こうしたくぎは全国各地で見つかっています。東京都杉並区内の小学校では、校庭にラインマーカーとして打ち込んだと思われるくぎが地面から少し飛び出ていて、これによって児童が大けがをする事案が発生しています。

 また、愛知県西尾市のグラウンドでは今年4月、小学4年の男子児童がソフトボールの練習中に地面に埋まっていたくぎが刺さって、左ひざの下を10針縫う大けがをしました。
9.jpg
 (愛知県 大村秀章知事 9月15日)「運動場やグラウンドにそういったもの(危険物)が見過ごされているということが判明しました。子どもたちの安全を確保するために、この調査を機にさらに徹底してもらいたい」

 この事故を受けて、愛知県では県内の小・中・高校などの運動場を一斉点検。調査の結果、1200校あまりのうち約3割の学校でくぎなどの危険物がみつかりました。